最大深度がログブックで最も役立たない理由
30 เมษายน 2569
最大深度はすべてのログブックに記入欄がありますが、ダイブコンピュータが記録するデータの中で最も情報量が少ない数字です。プロファイルが本当に語ることとは。
どのログブックを開いても「最大深度」の記入欄があります。一見すると重要な数字に思えますが、実はダイブコンピュータが記録するすべてのデータの中で最も情報量が少ない項目です。その理由はシンプルで、ログブックはすべてのダイビングを最大深度での直線に変えてしまうからです。これがスクエアプロファイルと呼ばれるものです。
スクエアプロファイル:テーブルが前提とする形
PADI RDPテーブルは、ダイバーが最大深度に到達してからそのまま留まることを前提に無減圧限界(NDL)を計算します。具体的な数値を見てみましょう。
- 18m = NDL 56分
- 22m = NDL 37分
- 25m = NDL 29分
- 30m = NDL 20分
サンゴ礁でのダイビングを想像してください。30mまで降りたのはほんの2分間で、残りの時間は12〜15mでサンゴを見ていたとします。それでもログブックには「30m」と書かれ、まるでずっとその深度にいたかのように記録されます。残りの情報はすべて消えてしまいます。
マルチレベルダイビング:実際のプロファイル
サンゴ礁でのダイビングの多くはマルチレベルダイビングです。最初に深い場所へ降りて、徐々に浅い方へ移動していきます。リーフダイブでの平均深度は、一般的に最大深度の55〜65%程度です。最大深度30mのダイビングでも、平均深度は17〜19mということがよくあります。
こうした結果、マルチレベルダイビングはスクエアプロファイルと比較して30〜60%多くの水中時間を確保できます。ダイブコンピュータは実際のプロファイルに基づいて計算するため、テーブルよりも長いNDLを表示します。コンピュータが「甘い」のではなく、テーブルには見えないデータを追跡しているのです。
16の組織コンパートメント:Bühlmannモデルの仕組み
多くのダイブコンピュータはBühlmann ZHL-16減圧モデルを採用しています。このモデルは人体を16の組織コンパートメントに分けます。各コンパートメントの半飽和時間(ハーフタイム)は異なり、最短4分から最長635分まで幅があります。ハーフタイムが短い組織は窒素を速く吸収し速く放出します。一方、ハーフタイムが長い組織はゆっくり蓄積し、ゆっくり放出します。
ダイブコンピュータは2〜4秒ごとに深度と時間をサンプリングし、16のコンパートメントすべての窒素分圧を同時に計算します。そして限界に最も近いコンパートメントを選び、そのNDLを画面に表示します。紙のテーブルではこのようなリアルタイム追跡は不可能です。
DAN Europeの研究:39,099本のダイブから見えたこと
DAN Europeは2,629名のダイバーを5年間にわたって追跡調査し、合計39,099のダイブプロファイルを分析しました。研究によると、減圧症(DCS)が発生したダイビングの平均深度は33.8mで平均時間は50分でした。一方、安全なダイビングの平均深度は29.1m、平均時間は39分です。
注目すべき点は、多くのDCS症例が「undeserved(アルゴリズム上は安全)」であったことです。コンピュータのアルゴリズムは安全と判断していたにもかかわらず、ダイバーに症状が出ました。原因の一部は、コンピュータが計算に含めない要因——脱水、疲労、水温の変化——にあります。コンピュータが「OK」と言っても、リスクがゼロではないことをこのデータは示しています。
平均深度:最大深度よりも語る数字
平均深度は最大深度よりもダイビングの実態をよく表します。最大深度がどちらも28mの2本のダイビングでも、平均深度はまったく違う可能性があります。ドロップオフ沿いのダイブなら平均24mかもしれませんが、リーフダイブなら平均15m程度ということもあります。窒素の負荷はまるで異なります。
ほとんどのログブックには平均深度の欄がありません。しかし、すべてのダイブコンピュータはこの数値を記録しています。もしまだ平均深度をログに書いていないなら、次の1本から始めてみてください。
プロファイルのダウンロード:より良いログの取り方
最新のダイブコンピュータはBluetooth経由でスマートフォンアプリに接続し、エキジット直後にプロファイルをダウンロードできます。Bluetooth非対応の機種でも、オープンソースソフトウェアのSubsurface(2026年3月にv6.0へアップデート)がほぼすべてのブランドにUSBまたは赤外線で対応しています。
ダウンロードしたプロファイルは、ダイビング全体の深度変化をグラフで表示します。どの区間が深く、どの区間が浅かったか。上昇速度はどうだったか。安全停止はどれくらい行ったか。こうした情報は最大深度の数字1つよりもはるかに有用であり、次のダイビング計画の改善にも役立ちます。
数字からプロファイルへ:計画のアップグレード
ログブックの数字1つだけに頼って計画を立てるのではなく、ダイブコンピュータのデータをフルに活用しましょう。毎回のダイビング後にプロファイルをダウンロードし、平均深度と残りのNDLを比較し、どの組織コンパートメントが限界に近かったかを確認します。これらの情報は「最大深度」の一言よりもずっと多くのことを伝えてくれます。
次にボートに戻ったとき、「28m、38分」とだけ書く代わりに、プロファイルのグラフを開いてみてください。実際のダイビングには、2つの数字では語りきれないストーリーがあります。
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